修習生の間では,ボス1人のところよりも,できるだけ複数の弁護士がいる事務所を希望する人が多いようですが,実際のところ,どちらがいいんでしょうか?
複数の弁護士がいる事務所を希望する修習生に理由を聞くと,たいていは,@いろいろと指導してもらえる,A幅広い事件を担当でき,勉強になる,ということを挙げられます。
しかしながら,複数の弁護士がいても,新人を全員で指導するわけではないでしょう。結局は,ボス弁か,指導の兄弁につくわけで,むしろ,ボス弁1人だけの方が,最初のころはボスと2人きりでみっちり指導してもらえる可能性もあります。また,複数の弁護士が指導してくれる場合,お互いの教え方に食い違いがあったりして,その間に挟まれて悩んでしまう,ということは当然あるでしょう(サラリーマンを経験した人なら,わかるのではないかと思います)。
また,幅広い事件を担当できるかどうかは,事務所の雰囲気と,自分自身のやる気が全てです。これまで,あまり知的財産分野とかを扱っていなかったボス弁1人の事務所でも,新人が,しっかりとやる気をもって勉強し,ボスにそういう事件がきたらやります!ってアピールすれば,今後はそういう事件の受任も増えるでしょう。また,弁護士が数人いても,顧問先が偏っていたりすれば,実際に受ける事件はあまり幅が広くない,というケースだってよくあるわけです。
というわけで,結局は,ボス1人だけの事務所を敬遠する必要はないように思われます。弁護士が何人いるかというよりも,結局は自分の上司はボスなわけですから,ボスと個人的に相性が合うかどうかの方が,重要な気がしますね









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