2007年07月30日

★選挙が終わって…★

 参議院選挙が行われ,昨夕や今朝の報道では,その結果が大々的に報じられています。何人か選挙に出ていた弁護士がいるようですが,地方の一般の弁護士にとって,選挙の結果は何か影響するのでしょうか?

 結論から言えば,弁護士の仕事に選挙の結果が大きく影響することはありません。そもそも,地方の弁護士の主戦場である裁判所は,政治とは離れた立場をとっているのが建前ですから,裁判が選挙の結果に影響されることはないんですよね。これから改正されようとされている民法や商法系の法律の成否によって,実務に少し違いがでてくることはありますが,影響があるとすればその程度かもしれません。

 政治で弁護士の業務にもっとも関わってくるのは,法曹人口をどこまで増やすのか,弁護士の業務についてどこまで規制緩和するのか,といったことなのですが,こういう問題って,どの政党がどういう立場なのか,あまりよくわからないんですよねたらーっ(汗)
ニックネーム 町弁(,まちべん) at 08:29| Comment(0) | TrackBack(0) | 弁護士

2007年07月19日

★仕事は嫌ですか?★

 先日の3連休に,司法修習生時代の同クラスのメンバー4人(外国法事務事務所弁護士,企業法務弁護士,支部判事補,筆者)で,宮古島に潜りに行ってきました。

 筆者がとても嬉しかったのは,みな,自分の仕事が面白いと言っていたことです。あくまで筆者の個人的な感想なのですが,司法試験合格者が大量に増え,弁護士の就職が難しくなってきたころから,「こんな事務所に入りたいわけではなかった」とか,「こんな仕事がやりたいわけじゃない」とか,そういう声が増えてきたような気がしているのです。筆者自身は,以前のサラリーマン時代と比べれば,今の仕事は随分充実しているので,そのような周りの声が聞こえてくるのはとても残念に思っていました。
 そんななか,一緒に遊びに行ったメンバーは,それぞれ忙しくしているけど,自分が経験してきた仕事とかを,とても興味深く話をしてくれたりして,みな充実感を感じてはいるんだなあと思い,嬉しくなっちゃいましたね。
 もちろん,仕事である以上,嫌なこともたくさんあるし,辛いことややりたくないこともたくさんあると思います。でも,愚痴ってばかりの人よりも,やはり自分の仕事に誇りをもっている人と話している方が,話していて楽しいですよね。

 ちなみに,台風は何とか通過した後だったものの,海の中は大荒れで,うねりまくりでした。やっぱり,台風後に潜るのは,気をつけた方がいいですね台風
ニックネーム 町弁(,まちべん) at 08:44| Comment(1) | TrackBack(0) | 修習生

2007年07月10日

★依頼者をどこまで信用すべきなの?★

 全く自分が知らない契約書に,自分の名前が連帯保証人として書かれていて,ハンコも押されていた。そのために,突然弁護士から,「連帯保証人なので○○円を支払え」というような文書が送られてきたり,裁判をされたりしたら,あなたはどう思いますか?

 こういうケースの相談って,少なくありません。筆跡等も全然違っていて,明らかに身に覚えがない場合には,文書を送ってきた弁護士に,反論することになるでしょう。
 このとき,「筆跡も全然違うのに,何の確認もしないでいきなり文書を送ってくる弁護士はおかしい」とおっしゃる方もよくいらっしゃいます。
 これは,非常にやっかいな問題を含んでいるのです。弁護士からすれば,依頼者が,契約者と連帯保証人のサインとハンコがある契約書をもってくれば,最初からそれを偽造だと強く疑うわけにはいきません。もちろん,どのようにして作成されたかとか,そういう経緯は聞きますが,依頼者が,「私の目の前で,連帯保証人本人がサインしました」と言っているのに,弁護士がそれを全く信用せず,相手(連帯保証人)に対して,「うちの依頼者はこんなことを言っていますが,本当にあなたはサインをしましたか?」と不審そうに聞くのも,それはあまりにも依頼者を信じていないことになりかねません。

 というわけで,連帯保証人に文書を送ってみたら,身に覚えがないと反論されて,焦って依頼者を問いただす,ということも弁護士によくあるケースなんですよね。どこまで依頼者を疑うか,どこまで依頼者を信用するか,こういうのは弁護士としての経験を経ていくにつれて,つかんでいくものなのかもしれませんね眼鏡
ニックネーム 町弁(,まちべん) at 08:19| Comment(4) | TrackBack(0) | 弁護士

2007年07月06日

★生徒達にも裁判を!?★

 先日,弁護士会からの案内のチラシで,「高校生模擬裁判選手権」というものの案内が入っていました。へえー,こんなのがあるんだと感心しましたが,よく考えると,裁判員制度がもうすぐはじまる割には,生徒や学生に対する裁判の仕組みの教育って,不十分な気がしませんか?

 筆者も,司法試験を目指すまでは,全く意識しなかったのですが,新聞の社会面の記事の割合をみると,「○○逮捕」とか,「○○訴訟判決」とか,そういう民事ないし刑事の事件の記事って,半分近くを占めています。また,ドラマとかでも,裁判のドラマが多いし,ニュースでも,「○○が懲役何年になった」とかいうニュースは非常に多いです。
 でも,他方で,筆者は小中高の間に,具体的な裁判の仕組みなんて教えてもらったことはありませんし,大学時代ももちろん,実は司法試験に合格するまで,裁判の傍聴に行ったことがありませんでした。そのような方はたくさんいると思います。そうすると,果たして,いきなり裁判員に選ばれたとき,法廷の雰囲気になれるだけで精一杯で,いったい何をもとに考え,議論をするのか,なんてところまでたどりつけない気がするんですよね。
 裁判所って,実は各都道府県に必ずありますし,平日はほぼ毎日事件の法廷が開かれてますし,誰でも無料で自由に傍聴できます。団体であれば,事前に裁判所に言えば,職員の説明付きで傍聴できるところも多いです。本気で裁判員制度を日本の制度として定着させるのであれば,もっと小中高校の間に,社会科見学として裁判の傍聴をしたり,模擬裁判をやってみたり,という試みが必要なんじゃないかなと思いますね。

 ちなみに,生徒が先生と一緒に裁判の傍聴に来て,法廷が終わった後で裁判官に質問をさせてもらっているシーンを見たことが何度かあります。小学生や中学生などまだ小さい子ほど,ありきたりではない,自分が疑問に感じたことをそのまま質問して裁判官を詰まらせてしまうので,みていてとてもほほえましいですねわーい(嬉しい顔)
ニックネーム 町弁(,まちべん) at 08:28| Comment(1) | TrackBack(0) | 法律関係

2007年07月03日

★証人尋問は緊張しちゃうと駄目?★

 民事にしろ刑事にしろ,証人尋問や本人尋問(被告人質問)は,緊張してうまくしゃべることのできない方がよくいます。もちろん,緊張して全くでたらめな証言をしてしまったり,全然話すことができなかったりすれば,尋問の意味がなくなってしまいますが,そこまでいかなくても,緊張して詰まったりなかなか言葉がでない場合,裁判官に対する印象はどうなんでしょうか?

 あくまで筆者の個人的な感覚ですが,裁判官も人間である以上,証人が証言をするときの態度がどうであったかというのは,結構重要だと思います。ただ,すらすらとうまく話ができたらそれでよいかと言われると,そうでもない気がするんですよね。法廷って,むしろ緊張するのが普通で,ぺらぺらと饒舌にしゃべったり,あまりにもつっかえずに話をしていると,端からみていて,「ああ,たぶん覚えてきたせりふをそのまま話しているんだろうなあ」とか思えてしまって,むしろ信用されない気がします。他方で,つっかえながらも,一生懸命思い出しながら考えてしゃべる人の方が,正直に話しているように見えることもあるんですよね。
 たまに,談合や収賄などで逮捕された議員さんなどが,罪状認否などの際に,選挙演説のように身振り手振りを踏まえて話されることを見たことがありますが,どうも事前に準備をしてきたという雰囲気が見えて,素直には話を信用できなくなってしまう気がします。

 もっとも,判決では,たいていの場合,証人の証言態度がよかったとか悪かったとかそういうことまで理由として述べられるわけでもないので,結局,どのような証言態度がよくてどのような態度が悪いのかは,検証のしようがないんですけれどもね眠い(睡眠)
ニックネーム 町弁(,まちべん) at 08:30| Comment(5) | TrackBack(0) | 法律関係