司法試験に合格した人は,弁護士になるか,裁判官になるか,検察官になるか,自分自身で決めることができます(もちろん,裁判官や検察官の場合,定員があるので,採用されなければなりませんが,裁判官や検察官になるために独自の採用試験が設けられているわけではありません)。
大きく分ければ,
@司法試験合格前から,既に進路を決めており,その進路に進む人
A合格前からある程度の希望はあったが,違う進路を選んだ人
B合格前には特に進路を決めておらず,合格してから進路を選んだ人
などにわかれると思います。では,これらのうち,いったいどのタイプが多く,また,どのタイプがよいとか悪いとかあるのでしょうか?
@のタイプの人は,以前から何らかの動機をもって,その職業にすすもうと決めているわけですから,司法修習中,特にその職業の修習(検察志望なら検察修習)の際にはとてもやる気をみせます。まれに,自分の志望以外の修習の際に手を抜く人もいますが,たいていの人は,志望以外の職業を経験できるのは今だけなので,頑張って修習に励んでいる人が多いです。
筆者は,Bのタイプだったのですが,@のタイプの人をみると,自分の
目標に向かって嬉々として頑張っている人が多く,ちょっとうらやましく思ったりしていました。ただ,他方で,ずっと裁判官になれると思っていたのに,二回試験前に成績の面で教官から肩たたきをされたりする人もいたりして,辛い面もあると思います。また,@のタイプの人は,理想をしっかりと持っている人が多いことから,実際に修習を終えて実務家になってから,「こんなはずじゃなかった…」と辞めてしまう人も見受けられます。
他方で,AやBのタイプの人は,修習中に様々な進路を垣間見てから,進路を決める人なので,理想と現実のギャップで苦しむことは少ないかもしれません。ただ,最近は,司法試験合格者の人数が急増したため,希望通りの進路に簡単に進むことができず,妥協して進路を選ぶ人も増えているようです。Bのタイプの人で,「なぜ地方で弁護士がしたいの?」と聞いても,本音では裁判官や検察官には成績の面から難しく,また,年齢が若くなく体力が不安とのことで大都市の巨大事務所を目指そうともせず,妥協して地方に来た,というような本音が見え隠れしているケースもあります(まあ,修習生が弁護士にこんな本音をそのままズバッとはいいませんが…)。妥協して
就職してしまうと,@のタイプの人以上に,辞めてしまうのではないだろうかと思ってしまいます。
というわけで,まとまりのない話になりましたが,要は,妥協せず,しっかりと自分の適正に合った進路を,司法修習中に目指して欲しいなあ,ということです。なんか,筆者が大学3年生の終わり頃,
就職活動を本格化させようという時期に,大学の就職課の方々が言っていたことと同じことを言ってるなあ…

ニックネーム 町弁(,まちべん) at 08:56|
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修習生