2007年11月22日

★弁護士は休暇をとりやすいの?★

 今日は、仕事のお休みを頂いて、これから沖縄の離島に潜りにいってきます。今は空港のラウンジの中です。
 こんなことを書くと、同期の弁護士らからうらやましがられてしまいそうですが、さて、弁護士とサラリーマン時代を比べて、どちらの方が休みを取りやすいのでしょうか?

 筆者のような地方の町弁の場合、雇われ弁護士(イソ弁)であっても、就業規則や有給休暇がきっちりとあるわけではなく、どちらかというと自分のペースで仕事を入れていく自由業的側面が大きいです。ですから、たとえば1か月くらい前から、自分でこの日は必ず休もう!と決めて予定をいれなければ、休むことはできちゃいます。
 仕事がたまっても、その分他の日に頑張ればいいわけですし、裁判の期日などは、基本的には必ず裁判所が弁護士に都合を聞いてきますので、「その日は出張なので都合がつきません」と言っておけば、無理やりその日に裁判が入ることはまずありません。
 そういう意味では、事前に休みを決めてしまいさえすれば、サラリーマン時代よりも休みやすいかもしれません。

 他方で、たとえば体調が悪いとか、身内の不幸とかで、突然前日とか当日になって休むということは、弁護士の場合とても困難です。たとえば刑事の国選事件などは、裁判所から弁護人として選ばれるのは通常自分1人なので、誰かに交代してもらうということはできません。また、勾留されている被告人からすれば、1日でも早く外に出たいと思っているわけで、弁護士が風邪をひいたからといって2週間くらい勾留期間が延びるなどというのは納得もいかないでしょう。
 ですので、直前になって休みをとるというのは、サラリーマンよりも弁護士の方が難しいなあというのが実感ですね。

 まあ、サラリーマンでも会社によって違いますし、弁護士も事務所によって違いはあると思います。
 筆者の場合、サラリーマン時代が猛烈に忙しくて休みなんて全くとれなかっただけに、弁護士の方がかなり時間の融通がきくなあ、って思っちゃうんですよねひらめき
ニックネーム 町弁(,まちべん) at 07:48| Comment(0) | TrackBack(0) | 弁護士

2007年11月15日

★相談室と待合室★

 筆者の所属する法律事務所は,弁護士4人の事務所です。筆者の県では,最も弁護士が多い事務所でも10人以下で,ほとんどの事務所は小さな診療所かクリニックといった感じです。
 筆者の事務所は,もともと診療所だった建物を改装したところなのですが,診療所と法律事務所では,実は待合室に大きな違いがあるって知って?

 診療所も法律事務所も,病気や法律問題,債務の問題など,非常にプライベートな事柄を扱うので,相談室や診療室は,待合室と隔離されていることが必要です。誰でも,医師や弁護士に話している内容が,他の客・患者に筒抜けでは嫌ですもんね。
 でも,診療所の場合,待合室には,様々な患者が一緒に座って待っています。これは,病気を治すために診療所に来る行為自体は,非難されたり恥ずかしがったりすることではないから,問題ないのでしょう。他方で,法律事務所の場合,たとえば離婚破産,近隣間の紛争など,そもそも法律事務所に来ること自体を,近所の人や他人に知られたくないという方がたくさんいらっしゃいます。ですので,たとえば相談室から出て来て帰ろうとしたとき,次の相談のために待っている方と顔があって,それが近所の知っている方だったりすると,ちょっと気まずかったりすることもあるわけです。
 というわけで,法律事務所の場合,相談者同士が,顔を会わすことのないよう,配慮が必要になってくるんですよね。

 とは言っても,通常,法律相談は事前に予約してもらうので,事務所で長時間待ってもらうということはほとんどないはずなんですよね。ところが,特にバスや電車で乗り継いで来られる年配の方などの場合,打ち合わせの予定の時間より1時間近く早く来られる方もいらっしゃたりするので,やっぱり待合室は必要になってきちゃうんですよねモバQ
ニックネーム 町弁(,まちべん) at 08:48| Comment(0) | TrackBack(0) | 弁護士

2007年11月07日

★事務員さんがいないとほんとに困る!?★

 筆者の事務所では,事務局のスペースを現在改装中で,今週は月曜から木曜まで事務員さん達のパソコンも使えないため,事務員さんはお休みです。
 弁護士は来ているわけですが,実は弁護士って事務員さんがいないと簡単そうにみえるの作業もできないことがあるって知ってますか?

 たとえば,破産を申し立てるにしても,申立の書面を作ったり,債権者と交渉したり,依頼者との打ち合わせは弁護士がしますが,たとえば,裁判所の会計課に費用を納めたり,必要な郵便切手やラベルシートを揃えたりといったことは,普段は事務員さん任せなので,弁護士は手順があまりわかっていなかったりします。また,先日,破産管財人に選任されましたが,破産管財人口座を作ったり,裁判所から破産管財人の口座にお金を引き継ぐ手順とか,そういうのってこれまで事務員さんに任せてきたので,いざ自分でやろうとすると,なかなかわからないんですよね。
 しかも,六法やマニュアルを見れば乗っている類のものではなく,ある意味裁判所と各弁護士事務所の事務員さんとの間で,暗黙のルールとかが決まっていたりすることもあって,最終的には休んでいる事務員さんに電話で聞くことになったりもするんですよね。

 というわけで,今週は,事務員さんのありがたさを身にしみて感じています。でも,自分で独立されたボス弁の方々は,自ら初めに事務員さんにいろいろと指導されているわけで,イソ弁だからといって甘えていてはいけないなあと思います眼鏡
ニックネーム 町弁(,まちべん) at 08:50| Comment(0) | TrackBack(0) | 弁護士

2007年11月01日

★無罪ってそんなにすごいの?★

 筆者の同期で同じ事務所に入った弁護士が,刑事事件で無罪の判決をとり,ちょっと興奮しています。筆者は弁護士になって4年目に入ったところですが,筆者と同じ県にいる同期6人のうち,もう1人も先日無罪をとったそうです。
 っていうか,無罪判決って,そんなにすごいんでしょうか?

 日本では,刑事裁判のほとんどは有罪です。ちょっと古いですが,平成12年の地裁での無罪判決率は,0.046%。ですので,99.9%以上の確率で,有罪なわけです。簡単に言えば,2000件に1件くらいしか無罪判決はでないんですよね。実際に,司法修習生のときに,刑事の裁判官に「無罪判決を書いたことはありますか?」と聞いたところ,書いたことがないという裁判官も結構いました。
 そういう現状を見ているので,事案としては検察側の証拠が不十分だなと思っても,いつも,「でもどうせ有罪になってしまうんだろうなあ」と思ってしまいがちです。現に,同期の弁護士の事件も,つい先日まで,弁護士本人すら,「無罪なんて無理だろうなあ」と言っていました。それくらい,無罪判決ってめずらしいし,無罪判決をとることは難しいことなんですよね。

 もっとも,検察側は2週間以内に控訴をすることができるので,高裁でひっくりかえる可能性だってあるわけです。無罪判決をとったあと,2週間が経過するまで,被告人も,弁護士も,結構どきどきするんでしょうねがく〜(落胆した顔)
ニックネーム 町弁(,まちべん) at 15:29| Comment(2) | TrackBack(0) | 弁護士