果たして,依頼者と全く会わなくても,不都合はないのでしょうか?
筆者の考えが古いのかもしれませんが,筆者としては,依頼者と会わないで受任することは,とても危ないことだと思います。たとえ,本人が高齢で寝たきりなので,息子さんが相談に来たのだとしても,筆者は本人に会わない限り依頼を受けません。なぜなら,「寝たきりの母に借金があった。交渉&破産申立をして欲しい」と言われて,破産申立をしてみたら,実は,その借金は息子が母に内緒で母名義で勝手に借りたもので,母が全く知らないうちに,母は破産申立されていた,なんてこともありうるわけです。もしそうなったら,息子が問題であることはもとより,本人である母にしっかりと確認をしなかった弁護士も懲戒されてもやむを得ないと思うのです。
電話だけでの相談だと,実際に,電話口にいるのが本人なのかどうか確認できませんし,騙されてしまう可能性も高いと思うんですよね。
もっとも,他方で,弁護士が全くいない過疎の地域の方や,寝たきりで動けない方からすれば,電話だけで依頼を引き受けてくれる弁護士は,とてもありがたい面があるのかもしれません。大都市の法律事務所が,全国に支店を出して,支店のTV電話で本店の弁護士と相談できる,などというスタイルもできるのかもしれませんね
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受任の際には病院まで出向いて、自筆で委任状にサインしてもらいました。
いくら弁護士過疎地と言っても、全く弁護士がいない地域はなくなりつつありますし、
(少なくとも地域の中枢都市にはいるでしょう)
面会せずに受任すると、町弁さんが指摘したような事態にもなりかねないと思います。
複雑な知財or医療過誤などよっぽどの特殊事件なら別ですが、
わざわざ地方の人が東京の弁護士に依頼する必要はないと思いますね。
毎回病院なり遠い自宅に来ていただくことが無理な場合、なんどか面談以外の方法で相談を受けることも「あり」なんじゃないでしょうか。費用の面からも。
で、最終的な詰めの時には面談していただくと。
港の町弁さんがご指摘されているように、
> 複雑な知財or医療過誤などよっぽどの特殊事件なら別ですが、
> わざわざ地方の人が東京の弁護士に依頼する必要はない
と思います。