確かに,弁護修習中は弁護士事務所に通い,弁護士とずっと一緒にいるので,弁護士がなんとなくどういう仕事をしているのかというのはわかります。でも,いざ今こうやって弁護士になってみると,弁護修習中にもっとこういう視点でみてみるとよかったなあと思うことがたくさんあります。
たとえば,裁判での尋問や裁判所に提出する書面の書き方などは,一応手引きのようなものも出ていますし,修習先の事務所と就職先の事務所で全く違うやり方ということは少ないと思います。でも,依頼者からの報酬の請求の仕方とか,事務員にどこまでの仕事をやらさているのかとか,顧問先との付き合いをどれくらいしているのかということについては,マニュアルなどがあるわけではないので,本当に各事務所によって対応が異なります。いざ就職してしまうと,自分の事務所のことしか見えないので,修習中にそういうところを見ておくと,いろいろ勉強になるのかもしれません。指導担当の弁護士が嫌がるかもしれませんが,事務所の売上げはどれくらいなのか,経費率はどれくらいなのかとかいったことまで聞くことができれば,結構将来独立するときなどに役に立つかもしれませんね。
本やテキストでの勉強はこれまでたくさんしてきているでしょうから,実務修習中にはぜひ本やテキストには載っていないことをたくさん学んでいって欲しいものですね
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